羊の木ネタバレ

挨拶つき羊の木を観てまいりました

 

 

信じるか疑うか

月末は最後まで信じた

主人公は月末だけれども

彼がしたことは宮越を信じたことだけ

 

この最後の崖のシーンには萌えしか詰まってなかった

こんなに崖のシーンで萌えるとは思ってなかったな

信じてくれた月末に対して宮腰のできることが

二人で崖を飛ぶことだったんだね

首絞めからの走り出す宮越の手を握る月末まで

息をすることも忘れるくらい目を凝らして観てしまった

(上映後挨拶でこの首絞めシーンは松田龍平さんは少し遠慮していたけれども

その手をもっともっとと強めていたらしい亮ちゃん

これは亮ちゃん自身あとで松田さんに聞いて知ったとのこと)

 

きっと宮越は友達が欲しかったんだ

月末がいたことで少しは魚深で生きていこうとしてたのに

変わることのできない自分に絶望した

他の受刑者もこの地で生きていこうと決めた人には

のろろさまは優しかった

のろろさまは何者なのか

羊の木とは何だったのか

その死体を埋めることによって次の芽が出てくる

再生のお話か

芽が出る人だけ再生できる

杉山と宮越は芽が出なかった人

(挨拶で監督も亮ちゃんもこの作品は希望の話しであると)

あるいは全てに対する再生の話か

元受刑者も命も魚深町も町の人々ものろろさまも

 

この羊の木のプレートを拾ったのも月末ではなく

一番6人の中で地味な栗本

彼女は何もしないけれど羊の木の説明をしてくれた

 

ひとつ気になったのが文

彼女を好きになる理由がわからない

狭い世界だから近くにいる女性だっただけかな

まったく魅力的じゃないのになぜ月末はずっと彼女が好きなのか

そこだけ理解できなかった

ギターの腕前?ずっと学生時代から一緒だから?

 

全体的に暗くてサスペンス風味

最初から最後まで飽きることなく楽しめた作品

亮ちゃんは元より

6人の元受刑者もクリーニング屋の安藤さん月末のおとうさんなど

すばらしい出演者の演技も堪能でき

一般人亮ちゃんの魅力的な表情が楽しめる作品でした